11月の報告

2019/11/29

 秋もいよいよ終わりです。陽が落ちるのが早く、冷たい風が身に染みます。練習に出かけるのがつらい時期です。でもそこを一息乗り越えましょう。みんなの笑顔があります。そして、しっかり声を出して歌うと温かくなります。

出席の状況
11月 1日(金) S-24/26 A-22/24 T-8/10 B-5/8 計―59/68 86.8%
11月 8日(金) S-24/26 A-21/24 T-8/10 B-6/8 計―59/68 86.8%
11月15日(金)   S-25/26 A-21/24 T-8/10 B-6/8 計―62/68 91.2%
11月22日(金) S-17/26 A-20/24 T-6/10 B-6/8 計―49/68 72.1%
11月29日(金) S-18/26 A-20/24 T-9/10 B-7/8 計―54/68   79.4%

指揮 : 荻野砂和子先生  ピアノ : 伊與木慶子先生

練習の状況
岩河三郎作詞構成・作曲混声合唱組曲「富山に伝わる三つの民謡」を練習しています。
その中の「むぎや」について歌詞のわからないところなど少し調べました。
まず「むぎや」の元歌を書きます。
麦や菜種は二年で刈るが   麻は刈らりょか半土用に
浪の屋島を遠くのがれ来て薪こるてふ深山(みやま)辺(べ)に
烏帽子・狩衣脱ぎうち捨てて 今は越路(こしじ)の杣刀(そまがたな)
心寂しや落ち行く道は  川の鳴瀬と鹿の声
*「てふ」は、という  *「杣刀」は、鉈(なた)
「麦や菜種は2年でかるのに麻は半土用に刈られるのかなあ」とはどういうことなのだろうか。
麻は、2月ごろ蒔かれて3・4か月でぐんぐん育ち青々と生い茂る7月の終わりごろに早々に刈り取られてしまう。
麦や菜種に比べて極めて早く刈り取られる短命さと源氏に滅ぼされた平家のはかない運命が重ねられているのですね。

半土用について。
一般的に「土用」は、立秋直前の夏土用(18日間)を指します。立秋は、8月7日ごろです。半土用は、その前半の9日ですが、いわゆる夏の終わり秋になる前の9日です。
「麦」は、冬の低温・乾燥の時季に種を蒔き、秋の終わりごろ刈り取り、もみを食用にします。菜種は、その種を絞って菜種油をとり、残りは油粕として肥料にしたりします。
まあ、種まきから製品になるまで2年近くかかるということです。それらに対して麻は、短期間でぐんぐん伸び(2m~3mに)その伸びきったいちばん元気な時に刈り取られるのです。それは、屋島が最後の戦いとなった平家の運命と重ねられているのです。

五箇山に逃れた平家の落人たちの悲しみを思いながら歌うといいと思います。

今月練習した曲
「365歩のマーチ」「世界は二人のために」「フォスター・メロディー」と富山の民謡など

自己紹介

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毎週金曜日、午後7時から9時まで。古知野 東公民館 で楽しく練習しています。どなたでも遠慮なく気楽にいらして下さいね。年齢・経験不問で~す。

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